動詞+人+to動詞の原型
「~したい」(I want to do~)という「自分の行動の表現」などを覚えたら、「彼に○○して欲しい」などの文章を作れると、表現の幅が広がります。。
「○○さんに××を頼む」なども、このページをマスターすれば話すことができるようになります。
「○○さんに××しないよう頼む」などは、not to do と、to not do二通りの方法で表現することができます。少し難しいかもしれませんが、余裕のある方は知識として読んでください。
良く使う動詞+人+to do※to do=to+動詞の原型
want+人+to do○さん(人)にdoして欲しい
例)
I want you to come. (あなたに来てほしいわ)
He wanted her to come. (彼は彼女に来てほしかった)tell+人+to do○さん(人)にdoするよう言う
例)
I told her to help me. (彼女に手伝ってって言ったよ)
She told me not to eat. (彼女は食べるなと言ったよ)
※肯定文: She told me to eat.「to不定詞の否定形はnot to do」と通常教えられますが、She told me to NOT eat. も日常会話ではよく使われます。to doを強く否定や禁止する場合(主語の積極的な否定の場合)に使われ、この文では「食べるな」と言った彼女の強い語気を感じさせるニュアンスです。(詳しくはページ下部をご覧ください)
ask+人+to do○さん(人)にdoするよう頼む
例)
I asked him to call. (彼に電話してもらうよう頼んだよ)
My father asked me to wash his car. (父は車を洗うよう私に頼みました)
※ここから下はすこし難しい内容ですので中学英語では必要のない知識かも知れません。教養の範囲でお読みください。
not to doとto not doどちらが正しいの?
どちらも正解です。言語学関連の大学教授によれば、一般的にはnot to doを使うケースが多いようです。
たとえばすぐ泣いてしまう泣き虫さんがいて、「泣かないようにするにはどうすればよいか」英語で検索したとしましょう。実際に検索してみてください。
How not to cry. も、 How to not cry. も普通に使われています。
いつも食べ過ぎで「痩せたい」と思っている人が、「食べないようにするにはどうすればよいか」を英語で検索すると、How not to eat. か、How to not eat. ですが、このケースですとto not eatの形の方が完全一致での検索結果件数は多くなります。
日本の英語教育が求めるのはnot to doの形が主なようですから、試験の場合はnot to doに合わせてあげましょう。(to not doについては一切言及せず、not to doのみしか掲載しない辞書もあるようですので)
万が一、She told me to not eatで×をもらったら、先生に質問してみましょう。おそらく、日本の学校で教える英文法では、not to doの形で教えることが主流だからだよ、と答えてくれるかも知れません。
では最後にちょっとテストしてみましょう。
I want you to come. (あなたに来てほしい)を「あなたには来てほしくない」という意味の英語にしなさい。
- 答え(クリックで表示)
- × I want you not to come.
× I want you to not come.
○ I don't want you to come.
もし間違えてしまったら、「not to doとto not doどちらが正しいか」はとりあえずおいておいて、今はnot to doの形で覚えましょう。また、しっかりと不定詞の基本を先に学び直しましょう。